ペテロは、湖の上を歩き出して沈みかける。

マタイ14:31節
イエスは、直ちに御手を伸べて、これを捉えて言い給う「嗚呼、信仰薄き者よ、何ぞ疑うか」
「信仰薄き者よ」と云う呼びかけの言葉
Ολιγοπιστε (オリゴピステ)は、「確信、信仰が乏しい、それが不足して、かろうじて有る状態の者への呼びかけ

同じ様な言葉には、ολιγος (オリゴス)と ψυχη (プシュケー) の合わさった言葉の
ολιγοψυχος (オリゴプシュコス) が有り、其の意味合いは、落胆失望、気の弱い、意気地の無い、臆病な(人たち) である。

臆病な者は、御国に入る事は出来無いと書かれて居る。
(表面的に)信者と自負して居ても、臆病の儘、抜け出せ無いなら、残念な結果と成ると云う事だ。
「何ぞ疑うか」 疑う、くじける、動揺する、迷う、=確信が無い≒信仰が不足して居る。
主は、いつも信仰薄き人間世間に対して嘆かれる。
プロテスタントはカトリックに対して、強い信仰を持って独立を果たした。
しかし、今、プロテスタントとしての意味、「塩」の力が失せて居る。
臆病が蔓延状態では無いかと想う。