江戸時代の賢人貝原益軒の「大和俗訓」を、齧る(かじる)

巻の一 為学上
途中省略
人と成りて、かかる尊き身を得たる事、まことに天地の間の大なる幸を得たるなり。しかるに、人と成れる道を知らず、禽獣に近くして、空しく此の世を過ごし、人と生まれたる身を、徒(いたずら)に為す(なす)事、くやしからずや。
顔子推は、「人身得難し、空しく過ぐる事勿れ(なかれ)。」と云えり。
省略
斯く(かく)貴き人身なれば、萬物の内、人と生まるる事、極めて難き事なるを、幸いに人と生まれたる我が身を持ちながら、学ばずして天地の道に背き、人の道を知らずして行わず、人として生まれぬる楽しみを忘れ、徒に一生を空しく過ごして、鳥獣と同じく生き、身死して後は、良き名を遺す(のこす)事無く、草木と同じく朽ちなん事、あに憾み(うらみ)多き事ならずや。
省略
是(これ)人と成る者は、必ず道を学ばずんば有るべからざればなり。愚想えらく、人と生まれて学ばざれば生まれざると同じ。学んでも道を知らざれば学ばざると同じ。道を知りても行わざれば、知らざるに同じ。
省略
僅か(わずか)に悠悠として怠れば、志廃る(すたる)。


この後の部分は、又後の機会に。
道を学ぶとは、省庁の下の学校では全く出来無い。明治以降の日本では、国家(𡈁家)と云う大偶像を崇拝させる洗脳を第一として、民を其の奴隷化させる事を目的として、制定された学校制度で有るから。悪魔の岩倉具視も、自ら、そう云って居る。
この制度が今現在も同様に続いて居る日本。
其の偶像崇拝の罪障は非常に大きい。
人が本心、純粋な心に立ち返る事を非常に阻害する。
今の日本がダラけた日本に成って居るのも其のせいで有る。
もはや救い様が無い程に、堕落してしまった𡈁日本。
外面だけで、中身は鳥獣生活。奴隷の様に、あくせくとした毎日。
洗脳マスメディア漬けの毎日、生涯。
慾に忠実な奴隷生活。金第一。便利で豊かな生活追求第一。

人は、真面目な(自分で勝手に自分を真面目だと過信しても、実は、全く違う人も多い)人と、不真面目極まり無い人に別れる。